パキポディウム・グラキリス(Pachypodium gracilius)実生・育て方・発芽のコツ解説【写真付き】

パキポディウム・グラキリスの苗

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管理人のもちぬん(@mochinunblog)です。

くま
くま

見守り担当、くまだよ

今回の記事では、パキポディウム・グラキリス播種(種まき)から苗くらいの大きさになるまでの過程をまとめたいと思います。

巷では大人気のパキポディウム・グラキリスですが、株で購入しようとすると諭吉が10人以上必要になるものも…

実生における発芽までの日数や管理方法、発芽させるコツについてもお話しします。

この記事を読むとわかること
  • パキポディウム・グラキリスの実生の概要
  • パキポディウム・グラキリスがなかなか発芽しない時の対処法
こんな方におすすめの記事です
  • パキポディウム・グラキリスの実生を行なっている方
  • 種子がなかなか発芽せず困っている方

パキポディウム・グラキリス(Pachypodium gracilius)の基本情報

パキポディウム・グラキリスの基本情報
原産地マダガスカル南西部イサロ地方
(山岳地帯に自生)
属名キョウチクトウ科・パキポディウム属
成長期夏(夏に成長する)
休眠期冬(葉を落として休眠)
日光とても必要
発芽しやすい条件高温多湿にすること
実生の難易度普通

ある程度大きくなるとこのような姿になります。

大きくなった株の実物を見たことがありますが、迫力がすごいです。

同時に、お値段もすごいです。

種まきから発芽まで

実は今回の播種前にも一度グラキリスの実生に挑戦しているのですが、その時は一つも発芽してくれませんでした。

今回は再度の挑戦です!

種まき前の下準備

播種前の浸水については、こちらの記事でご紹介しているとおりです。

今回は絶対にカビさせたくないパキポディウムなので、慎重に作業しました。

使用した薬品類はこちらです。

浸水完了した時点で少しふっくらしているので、今回こそ発芽してくれることを願うばかり…

パキポディウム・グラキリスの種まき

播種日は7月3日です。

鉢と土の準備、消毒方法はこちらの記事と同様に行なっています。

今回は、スペースの関係から育苗ポットではなく、小さめのプラ鉢を使用しました。

ちょうど13粒の種子が届いたので、1つの鉢に間隔をあけつつ9つ播種。

もう一つのプラ鉢には、以前別な入手先から購入し、播種するも発芽しなかった種子と今回来てくれた種子を合わせて蒔きました。

覆土はせず、腰水+カバーで湿度維持です。

パキポディウム・グラキリスの発芽の様子

パキポディウム・グラキリスの発芽の様子

発芽日は7月10日です。

赤い丸で囲った種子が根をおろし始めました。

もちぬん
もちぬん

わかりにくくてすみません。

播種したのは13個ですが、発芽したのは10個でした。

発芽率はおよそ77%です。

今回は植え替えはまだ行わず、しばらくこのまま大きくなるのを見守ろうと思います。

パキポディウム・グラキリスがなかなか発芽しない時の対処法

種子に膨らみはあり、緑っぽくなってきているので発芽しそうな状況なのですが、なかなか芽が出ない…という日が続きました。

そこで、鉢ごと温める作戦を実行。

これが発芽のスイッチ…?鉢ごと温める

発芽前日のとても暑い日に、試しに育苗ポットのカバーをかけたままベランダに出してみました。

屋外で温めた時間は6時間ほどです。

サウナ並みにかなりの高温多湿の状態になり、カバーの内側に水滴が溜まるくらいでした。

これが発芽のスイッチになった様子。

翌日の7月10日に多くの種子が発芽し始めました。

先ほど少し触れた、以前別な入手先で購入した種子は、結果として発芽することはありませんでした

発芽するかしないかは、発芽に必要な環境が揃っているかも重要ですが、種子の鮮度も重要であるようです。

パキポディウム・グラキリス 成長の速度

最初の種子が発芽してから1週間後の様子がこちらです。

発芽から1週間後のパキポディウム・グラキリス

成長の早い苗はぐんぐん伸びています。

ちょうど発芽したばかりの苗もあり、この頃はまだカバーを使用して湿度管理をしていました。

最初の種子の発芽から1ヶ月後の様子がこちら。

発芽から1ヶ月後のパキポディウム・グラキリス
くま
くま

グラキリスの森だね

本葉が出て、わさわさしてきました。

もうカバーは外していますが、まだしばらく腰水は続けようと思います。

まとめ

今回の記事では、パキポディウム・グラキリスの実生の経過、発芽させるコツについてお話ししました。

色々な種類の植物の実生をやってみて思うのが、小さいうちから葉の形や幹部分に個性が出ている面白さ。

もちぬん
もちぬん

パキポディウムは個体差が大きい植物です。

大きくなってからどんな形に育っていくのか、今からとても楽しみにしています。

今回の記事は以上になります。わからないことなどありましたら、お気軽にお問い合わせフォームやもちぬんのTwitterにお気軽にご連絡ください。

YouTubeでは今後も植物の紹介や、完全室内実生の挑戦について発信していきますので、チャンネル登録していただけると励みになります!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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